でんちゃん(スシコラカンスト)

練習方法、立ち回りでの意識 | でんちゃん(スシコラカンスト)

練習について

うまくなるまでにやっていた練習はありますか?

正直、練習するぞって意識でやったことは一切ないですね…スプラトゥーンをただひたすら楽しんでやってました。
あえて言うなら、今の自分より1ランク強い人たちが集まるところに顔を出すようにしていた事ですかね。
なわばり→ガチマッチ→野良プラベ→カンストプラベ→対抗戦みたいな感じでレベルが上がってくと思うんですけど
自分から見て1ランク強い人たちが集まってるなと思う所にガンガン乗り込んでいました。

エイム鍛えたいからこの練習しましたとか、自分の立ち回りを見直すために自分の動画を見直しました、とかそういうことは一切してなかったですね。
とにかく楽しんで、強い人とバトルするようにしていました。

バトル中での意識について

野良で勝つために意識していること

とにかく、絶対に勝つっていう意識を持つことが大前提です。
その上で意識していることですが
・味方を完全に信用しない
・全部1人でやりきるという意識をもつ
・味方批判はしない
・自分自身に対する反省
この4つですかね。

1つずつ解説していくと、まず味方を完全に信用しないと言うのは意思疎通が出来てない為です。

例えば自分から見て、敵が1人裏取りしてるなと気がついて、その相手の裏取りルートの先に2人味方がいるとします。
チームを組んでいて通話していれば、「○○達の方に1人裏どり来てるよ」の一言かければ味方2人で対処出来るので、2-1となり高確率では処理できますよね。
しかし野良の場合は通話が無く意思疎通出来ず連携が出来ないので、2人とも裏取りが来ることに気づかず不意打ちされて2人共倒される場合もあるし、どちらかが瞬殺されてもう1人が死んだ味方が出した敵インクに足を取られて2人も倒されることも十分ありえます。
なので完全に信用してしまってそこへの意識を切ってしまうと何かあった時に対応が遅れてしまうので、言い換えれば常に「最悪のケース」を考えながら動くとも言えますかね。

その意識から次の全部1人でやりきるという意識を持つというのにも繋がりますね。
もちろん実際は全部のことを一人で出きるわけではないんですが、そういう意識を持つことでいろいろな状況に対応しやすくなると思います。

最後の味方批判をしないというのは1番大事にしている事です。
野良に潜っていると、自分の中で見えている情報から「ここをこうすれば勝てるのになんでお前は出来ないの?」みたいな事を思うことも皆さん経験したかと思います。
しかし正直それを言った所でなんのメリットも無いと思うんです。

例えば自分が15キル3デスのリザルト出して他の人のリザルトを見たら、全部キル数よりデス数が多かった。しかしそこで文句を言った所で他の人達がのリザルトが良くなるわけでもないですし。
野良のガチマなんて、自分が部屋を抜ければ基本的には味方は入れ替わることになるので下手したらもうさっきの味方には二度と会わないかもですしね。
もう二度と一緒にプレイしない人の批判をするより、自分のプレイを反省したほうが次に繋がると自分は考えてます。
例えばさっきの例でも15キル3デスというリザルトはいい成績ですけど、その3デスが原因で味方のデス数を増やしている可能性はあるわけですし。
自分の死亡した時のインクに足を取られて、味方が敵に倒されたとか…。

自分自身に対する反省と言うのは、自分はC帯・B帯の頃から、味方のリザルトとか全然見てなかったんです。自分のキル数も全く見てなくて見ていたのはデス数でした。
動画を見返したりはしないですけど、プレイの後に、さっきの例でいうと3デスしたシーンを頭の中で振り返って
こうやったら死ななかったんじゃないか、とか。
ここは突っ込まないで引くべきだったんじゃないか、とか。
デスした場面を思い出して何が最善の動きだったのかを次のガチマがスタートするまでに、振り返るようにしてましたね。
これは練習というよりは、意識の問題だと思います。

味方に怒ってぷんすかしてると冷静さが無くなり、普段の自分では絶対やらないような凡ミスが出てきて自分自身のプレイのレベルも下がりますし。
普段突っ込まないような所を突っ込んじゃって、何故か味方に逆切れしちゃったり…。
冷静に考えれば自分が悪かったと自分自身でも分かる事なのに味方批判をきっかけに冷静さを失って、結果的に勝率も悪くなってしまうのです。

この4つを守ればかなり野良での勝率も個人差はありますが勝率は上がって行くのではないでしょうか。

立ち回りで意識していること

とにかく「無駄を無くしてどれだけ仕事出来るか」「ですかね。このゲームは基本的に5分という「限られた時間の中でどれだけ仕事をできるか」ってゲームだと思ってるんです。
わかりやすいのはどれだけ相手を倒せたか、とかだったりしますかね。
このゲーム100対100とかだったら1人2人が仕事してなくても別に影響は少ないと思うんですが、4対4のゲームなので1人が仕事しないとその影響はすごい大きいんですよね。
なので仕事をする上で、とにかく「無駄を無くす」ってのが大事だと思います。

インクが満タンな状態をできるだけ作らないと言うのもわかりやすい例ですかね。
具体的に言うと、インクが満タンな状況でイカ状態になるのはインク回復してないのでその時間で新たに使えたであろうインクを無駄にしてる事だと自分は考えてます。
簡単にまとめちゃうと「無駄な潜伏を減らしてひたすら動き続ける」ですね。
潜伏は敵が気づいてなくて一方的に狩れるような状況であればOKだと思うんですが、それくらい限定的な状況じゃないと潜伏はデメリットの方が多いと思います。

後は「無理だと思ったらすぐ引く」。
この意識は自分の立ち回りだからこそですけど、時々引き返せないところまで詰めちゃうことがあるので
そういう時は中途半端にあがいて戦わずに、すぐ引いてしまうように心掛けています。
特にスシコラだと死亡時に、75%もスペシャルゲージが減ってしまうので。

普通に死ぬと8.47秒復帰にかかります。
リスポーン地点へのジャンプで退避した場合は、4.4秒。
実質0.5デスですけど、スペシャル減少も考えると明らかにデスするよりかはマシだと思っています。
無敵スペシャル吐かせてから引く時のコツは判断を早めるのと「相手が溜まっていたら(無敵スペシャル)吐く前提で行く事」ですかね。
後はやっぱり絶対に勝つっていう気合ですね(笑)

打ち合いに関して意識していることはありますか?

やはり絶対に勝つっていう気合ですね(笑)
これは完全に自分の個人的な感覚なんですけど、初弾を当てた感覚で、「あ、これ勝った」とか「あ、これやばい」とかわかるんですよね。
やばいって思ったら、もうその瞬間に引いちゃうようにしてます。逆に勝ったと思えば、ガンガン詰めていきますね。

ただ、自分は純粋なタイマンはそこまで強いほうではないと思います。
ハコフグとかでタイマンやったりもしますけど、上位勢とやると勝率4割くらいじゃないですかね。
実際のゲームの中では他のプレイヤーの存在だったり、インクもごちゃごちゃしている中で
相手の視界から外れて予想外なところから奇襲したりするスタンスなので…。
なので自分の位置が完全にばれてる状態でのタイマンは、あまり強くないです。
タイマンだと対抗戦中のでんちゃんより弱いって言われちゃうこともありますね(苦笑)

他に意識していることはありますか?

試合中は悩まないことですね。例えばアロワナモールを想像してみて下さい。
チャージャー・96ガロンを倒して左通路を抑えて(この後どうしよう)と迷ってしまう人も多いかと思います。
「敵がいないからパーッと塗って、裏回れるなー…でもどうしよう?やっぱ行こう!」って、ここで1クッションおかないこと。
試合中にまでロジカルに行動1つ1つを根拠立てて考えてると、遅くなってしまうのでダメですね。

さっきの例だと
「自分は.96ガロン倒した、正面にダイナモとスシがいて、右高台にチャージャーがいて左通路から回って…96ガロンの復活時間は…」
とか考えていると、もう裏取りするテンポが明らかに遅れてしまいます。
最悪、迷った挙句裏を取ったら復活してきた.96ガロンに倒されちゃう可能性もありますしね。

「倒した、敵いない、行く」
くらいのテンポでいかないと、敵を倒したことによって得たチャンスを生かせないので。
そこはロジカルな思考じゃなくて、経験で身に着けるしかないと思いますが…。
裏どりのコツを教えてくださいって言われることも多いですけど、これは教えることは難しいですね…
裏取りのルートを教えて本人のテクニックの引き出しを増やす事は可能ですけども
結局実際のプレイしてる状況で本人がその引き出しを上手く活用出来るかにかかってますからね。

他のプレイヤーについて

あなたが思う、本当に強いプレイヤー

「ダイナモン」後は「らふぁ」ですかね。
正直上位陣は皆強いですよ。その中で特に印象に残ってるのはやっぱり「ダイナモン」ですね。
奴の持ってる武器はダイナモじゃないんですよ。多分(笑)
味方でやってると、自分が突っ込んだところに勝手にやってきて勝手に全部処理してくれるんですごい楽ですね。
ダイナモンは試合前から試合中もロジカルな塊だと思ってます。

後は「らふぁ」ですね。
自分の中で昔から.96デコの3強は「らふぁ」「あすく」「ティラミス」なんですけど。
「らふぁ」は本当やばいですね…。

「らふぁ」は.96デコなんですけど、スシコラみたいな動き方をするんですよね。
.96デコの本来の動きってシールド・ダイオウ更に射程もあるんで、最前線で荒らすというよりは前線維持するタイプの動きだと思うんですけど
彼はガンガン突っ込んで来るんですよね。

こいつ天才やなと思ったことがあって。
多分ホッケだったと思うんですけど、ガチエリアの試合で若干リードしてたんですけど片方のエリアは敵に抑えられてて、自陣取られたらリードされる状況だったと思います。
その時敵にキューバンボムラッシュをやられちゃったんですよね。
「あ、まずいな」と思ったら、「らふぁ」がダイオウで全部のボムを吸い取ったんですよね。
この状態でそれ思いつくか!?と思いましたね…。

正直「らふぁ」のプレイスタイルって邪道だと思っています。
本当の意味で.96デコを使いこなしているのは「ティラミス」くんだと思ってます。
と言うのもちゃんと堅実に.96デコの在るべき姿を現の前線維持をして命大事に立ち回ってるので。
「らふぁ」のスタイルは、それスシでよくね?みたいな動きをしてるんですけど、極めすぎてて誰も文句を言えないレベルなので成り立ってるんですよね。

とまぁ特に印象に残ってる2人を上げましたが上位勢と呼ばれる人は皆上手いですよ。

このインタビューを聞いてみたい(バトンをつなぎたい)プレイヤーを2名指名してください

たくさん聞いてみたい人はいるんですけど、とりあえず「らふぁ」は聞いてみたいですね。あとは…最近一緒に対抗戦したり大会出たりしてくれている「きっとかっと」くんかな。
あと「ぱいなぽ~」!

記事を読んだ方へのメッセージ

最後まで読んでいただきありがとうございます。
この記事の文章はあくまで自分の考え方なのでこれが「正解」ではありません。
「考え方の1つ」としてこんなのもあるんだな程度に軽く受け止めてもらえると幸いです。

でんちゃん(スシコラカンスト)のインタビューは3ページ構成です。
1.メイン武器や、初心者へのおすすめ武器
2.ギア構成とギアの選び方について
3.練習方法、立ち回りでの意識、紹介するプレイヤー、メッセージ