スプラ2に向けJCOMから光回線に乗り換えた手順と結果の話

スプラ2に向けて、JCOMからNURO光に乗り換えました。
その過程で色々調べたことがあったので、これからガチ勢を目指す人の為に出来るだけ細かくまとめておこうと思います。


JCOMからNURO光に乗り換えたきっかけ

スプラトゥーンで回線速度は良く話題になりますが、自分はずっとJCOMでした。
まあ、大会運営し始めたくらいのころは「無線でよくね?」くらいの認識しかなかった人間なので、有線にしただけで満足していたのですが…
※今から考えるととんでもない話である…

問題点1:単純に遅い(特に上り)

別に、ネットを見るだけ、メールするだけなら問題ないんです。
ただ、ネットゲームをするには致命的な要因があります。
それは、上りの速度がめちゃ遅いこと。

2017年7月13日現在のJCOMのプランで一番スペックが高いものは320Mコースというプランです。

映画の再生、オンラインゲーム、高画質動画や音楽のダウンロードなどもサクサク。高速インターネットで、ストレスなくさまざまなコンテンツが楽しめる、J:COM人気No.1のコースです。

下り:320Mbps、上り:10Mbps

はい、大事なのはこの上り部分ですね。下り320Mに隠れて書いてありますが、上りは10Mしかありません。
自分も正直、スプラトゥーン真剣にやるまで気にしたこともありませんでした。
数字がでかけりゃいいんだよね?くらいの認識でしたが……

上りというのは、要するに自分が発信する情報がどれくらいの速度でアップされていくか、という速度です。
自分のイカちゃんの位置情報を素早くサーバーに伝達してくれないと、そりゃあラグも起こります。

しかも10Mbpsは理論上の最大値なので、基本的にはこれ以下しか出ません。
また、細かい仕様の話をしても面白くないのですっとばしますが、JCOMは同軸ケーブルという仕組みで回線を分配しています。
家の外側までは光で引っ張ってるのですが、共有部分から家まではすでに光ではありません。
なので、他のユーザーさんが回線を使用すれば、その分遅くなります。
フレッツ光やNURO光などは、自宅のところまで光で引いているため他のユーザの動向に左右されることは基本的にありません。
つまり
・理論上最大値がそもそも遅い
・同軸ケーブルなので他のユーザが使用すればその分遅くなる
→結果、全然上りの速度が出ない
→イコールではないのですが、ラグが起こりやすくなります
※イコールでない理由は次で説明します

問題点2:Pingが高い(または不安定)

上りが遅いことを結構ディスってましたが、上り速度が遅いこと=ラグがひどい、では実はありません。
ラグがひどくなる理由はPingが高い(または不安定になっている)ことが理由です。
(ラグについてはふーみそんが以前に書いてくれています
問題点1の最後に、「イコールではない」と書いたのはここがポイントで
回線速度が速かろうが、Pingが高いとラグはひどくなりえる
(逆に言うと、回線速度が遅くても、Pingが低ければラグは起こりにくい)
のです。

が、問題点1で書いたとおり、JCOMは他のユーザの影響を受けやすい回線構造のため、回線の安定度が低い(Pingが高い)傾向にあります。
さらに、上りの回線速度があまりにも遅くなると、Ping自体も不安定になりやすいと言われています。

上がりの回線速度の遅さが、Pingの高さとイコールではありませんが、少なくともJCOMの場合は
・そもそもの回線速度
・回線の構造から他のユーザの影響を受けやすい
為に、Pingが高くなりやすい、つまりラグがひどくなりやすい状況にあると言えます。

NURO光にした理由

ぶっちゃけ、光ケーブルで通信のものなら何でもよかったのですが、PS4のキャンペーンにつられてしまいました(笑)
また、その他の大手のプランは上下1Gというのが多いのですが、NUROだけ2Gだったのもふらっと惹かれた理由です。
それから、契約してからしったのですが、NURO光のONU(ルーター的な物)は個人的に惹かれる機能が付いていました。
簡易NAS機能です。(スプラと全然関係ないので、一番最後に書くことにします)

ただ、NUROは関東圏でしかまだサービスを展開していないので、他にも比較したサービスの紹介をしておきます。
ですが、ネットで色々調べたり、プロバイダーで働いている友人の話なども聞きましたが
基地局からの距離などの要因もありますし、LANケーブルの規格を古いまま使ってたりするとスピードでなかったりします。
(そして、それに気づかないまま、twitterに光なのに遅い!って投稿する人もいます)
遅いであろうプロバイダはわかっても、確実に早いプロバイダを見つけるのはなかなか難しいですね。
料金もそこまで極端に変わらないので、auの人はau光とか、そういう決め方で十分かもしれません。

au光

日本の大半のエリアをカバーしているサービスです。
上り下りとも1Gbpsと十分な速度です。


フレッツ光

こちらも日本の大半エリアをカバーしてますね。
上り下りとも1Gbpsと十分な速度です。
フレッツ光とau光の比較や、フレッツ光とnuro光の比較記事なども相当読んだのですが
どっちが早いっていう結論は結局出てませんでした汗


プロバイダ変更するならここには注意!

ケーブルの規格

LANケーブルって規格があるの知ってましたか?
10年前から同じケーブルを使ってる…そんな人は早めに買い替えましょう。それだけでスピードあがるかもしれません。
規格はカテゴリーという言い方をされますが、現時点(2017/07/16)での最新はカテゴリー7です。
これは10Gbpsまでの速度に対応するケーブルで、現時点では正直過剰性能です。
カテゴリー5から1Gbpsに対応するようになるので、最低でもカテゴリー5以上のケーブルを買いましょう。
(多分、今電気量販店で買えば、5以上しか扱ってないと思います)

LANポートの規格

PC本体及びハブなどを使っている場合は、そちらのLANポートの規格をチェックしましょう。
この規格は10BASE-Tや100BASE-T、1000BASE-Tといったものがあり、1000BASE-Tでないと十分な速度が出ません。
特に、ハブ側の値段をけちると100のものになってる可能性があるので、購入前にちゃんとパッケージで確認しましょう。

おまけ NURO光のNAS機能




NURO光のONU(ルーター的なものです)には、簡易NAS機能が付いています。
USBポートがあり、そこに外付けハードディスクなどをつなげるとNASとして使えるのです。

NASってなあに?

NASとは「network attached storage」の略称で、すっごい簡単に言うとネットに繋がってる外付けHDDのことです(乱暴)。
今まではつないでいるPCなどからしか見れなかったものが、ネットにつながっているのでいろんな機器からそのHDDにつなげられるようになります。
自炊した本をNASに突っ込んでおけば、PCからもタブレットからもスマホからも読めるようになるわけですね。
動画も見れますし、地味に便利なのですが、NAS機能の付いたルーターやHDDなどはそこそこの値段がします。
なので今まで導入してませんでした…
が、NUROは契約するとその機能を持ったONUを提供してくれます。
市販で買うと1万円くらいはするので、そういう意味ではNUROお得なんですよね。
これも契約の決め手でした。